2016年12月4日日曜日

人がダイエットに失敗する真の理由と、その解決法

(ROM写真集「あやち~ちゃねる」より)
デブだった。でも自分はダイエットに全く興味がなかったし、痩せたいと思ったこともなかった。それが膵臓ガン手術のために痩せねばならなくなった。健康的に痩せる、とはすなわち、体の余分な脂肪分を減らすこと&筋肉をつける事。方法なら知っていた。あとは単に、実践するのみだった。歳は59歳だよ~ん。

シェイプアップのために買ったオムロン最新式体組織計での数値(2015年9月20日)は
身長166cm 体重71kg 体脂肪率27% 内臓脂肪13% 胴回り92cm ウエストも92cm 筋肉率28.5% 上の血圧145

現在は
体重58kg 体脂肪率16% 内臓脂肪7% 胴回り78cm ウエスト74cm 筋肉率33% 血圧125

筋肉率が情けない数値になっているが、去年の時点で、ドラゴンフラッグス(正式な形)もできたしフットプレスも100キロが余裕だったので、28.5%って事はなかったと思う。たぶんオムロン独自の計測法なんだろう。降雪期に通ったジムの体組織計で測ると46%くらいだった。現在では、フットプレス200キロを余裕で出来るし、筋肉率は50%を超えた(自慢にならない)。しょせんインピーダンス方式は当てにならないしね。ちなみにスポーツ好きで、何十年も毎日3時間以上の運動を続けていた。でも、全然ムキムキじゃないです。梅沢富美男のように女形(おやま)が似合うと、おばさまたちから言われている((´∀`*))ヶラヶラ

太っていた原因は、酒好きで毎日5合の日本酒を飲んでいた事と、ごはんも大盛りの飯を2膳、食事のたびに食べていたからだと思う。料理好きなので、食事は全部手作りで一から作る。加工済み食品や外食が嫌い。ただし納豆とか豆腐は買って食べる。自分でも作れるが、作るのが大変なのだ。群馬の下仁田納豆(二重の葵)と、青森の「まるなっとー」(黒石納豆)が美味しい。どちらも国産大豆を経木に包んでいる。納豆の美味しい食べ方は、食べる直前に包丁で刻んで「ひきわり」にする事。この時にネギと和える。カラシはギャバンの粉マスタードがいい。豆腐は太子食品のスタンダード(消泡剤不使用)を食べている。
さて、脂肪を落とすのと、筋肉をつけるのは同時に出来ない。脂肪を落とすと、必ず筋肉と骨量が落ちる。だからシェイプアップとビルドアップを交互に繰り返す必要がある。ダイエッターは意外に思うかも知れないが、ビルドアップする時はわざと体重を増やして行うんだ。

どんな運動をしていたかナンテのは専門的になるので一々書かない。高橋尚子さんは現役時代、1日8.000kcalの食事をしていたそうだ。彼女の担当をしていたスポーツ・ドクターの本に書いてあった。つまり彼女は、毎日8.000kcal以上の運動をしていたと想像できる。(数値自体に矛盾があるのは、カロリー神話が間違っているからです←断定口調) 自分は高橋尚子さんの1/4の食事と運動をしようと思った。ごはんの量を半分にして、毎日6時間の運動をした。運動量が大した事ないので、休日は無し。時間を確保するため、睡眠時間は5時間に減らした。お菓子・ペットボトル飲料・アイスなどは買わない。嫌いなのだ。化学薬品アレルギーがあるので、サプリメントやプロティンなども口にしない。
でね、何が書きたくてこの記事をかいてるのかと言うと・・・それは、「自分の人生の中で痩せるという事が一番カンタンだった」という意外な事実。あまりにも あっけなかったので気抜けした。よくダイエットは「鋼の意思」だとか、「自分との壮絶な戦い」なんて言うじゃないですか。それが「えっ、こんなに簡単なの?」だった。その原因を考えてみたのです。ダイエットできない人たちのブログを読んでね。どうして自分にはカンタンで、彼らには難しいのかを。あ~、ガンで痩せたんじゃないですよ。運動で痩せました。運動しているうちにガンが治ってしまったのです。抗がん剤も使ってません←本当の話 現在は、今までの人生の中で、最も健康的な体をしております。

自分は人から「ストイックな性格」だとか「意思が強い」なんて言われるけれど、全くそんな事はない。大の酒好き・タバコ好き・ギャンブル命の、典型的な「自己管理のできない人間」です。『河童の三平』みたいな、だらしない生活に憧れている。規則正しい生活も嫌いなので、しない。先日も徹夜でブルース・リーのDVDを見ていたし、その後、ユリカモメさんたちの餌づけをして、仕事して、スポーツジムに行って遊んできた。
人がダイエットできない原因は色々言われているが、どれも一面しか見てないような気がする。本質をとらえていない。体重をスルスル落として、筋肉とスタミナをつけた自分と、長年ダイエットしてるのに全然痩せない万年ダイエッターの決定的な違いはさ、「食べ物への執着」なんだと思う。意志力とか甘えとか根気とか。精神力うんぬんじゃない。

自分にはね、食べ物への執着がない。1年365日、毎日ご飯と味噌汁と野菜の煮付けがあればいい。それに100円程度の小魚があれば言うこと無し。誕生日もクリスマスも正月も、ふだんと変わらぬ食事でいい。マグロよりイワシの刺身(もちろん自分で作る。そして生姜を銅おろし金で擦る)のほうが好きだし、焼肉とか寿司とか食べたいと思う事がない。食費は1ヶ月2万円で収めている。

どうして食べ物への執着がないのか。それはね、自分と自分の生活に不満がないからなんです。年収140万円のビンボーで、女性にも縁がない。でも、不満がない。コレ本当。わはははは。道を歩く時は、道を作った人たちに感謝するし、水を使う時は水道をつくった人たちに感謝している。まあ、変わり者なんだな。痩せたらどうしたいかなんて考えた事がない。ファッションに興味はないし、痩せても女性に相手にされない事は知ってたから(^o^)v
では、反対に自分や生活に不満があると、人はどうなるか?無意識に「足りない自分・不安な自分を埋めようとする」。何で埋めるか。それが、食べ物と知識なんだ。何たって、いちばん手っ取り早いから。

万年ダイエッターが知識収集に励む心理がこれだ。食べても食べても満足しない理由もココにある。先に結論を書きます。「ダイエットに成功すれば幸せになれる」んじゃないんです。「幸せならダイエットに成功する」んです。あっけなくね。

人がダイエットでリバウンドしたり挫折する本当の理由は、ここにあると思う。みんな自分に不満や不安があるから。「不満」というのは、満ち足りていないという事。だから、食べ物で自分を埋める。無意識にね。意志力は関係ない。食べたい物をガマンした反動で次の日食べまくるっていう行動理由も、ここにある。
自分が満ち足りていないと、どうしても「ラクな方、カンタンな方」へと行きたくなる。不満・不安を早く埋めたい心理が働くから。ラクな方へ行ったらダメです。堕落します。それが人間なんだ。ハードルが低すぎると失敗するんです。自分が超えられる最高の高さでハードルを跳び続けるのが大事。ゲームも初心者モードばかりでやっていたら、スグに飽きてしまうでしょ?難しい事にチャレンジするからこそ、面白みが出ててきて長続きするんだな。

健康的に痩せるには「食事管理と運動」しかない。食事管理というのは、ローカロリー生活をするんじゃなくて、6大栄養素をバランス良く、人よりちょっとだけ少なく食べるという事。運動がどうしても苦手な人は、ストレッチを一生懸命やればいい。寝たきりの人だったら、乾布摩擦をするのがいい。暖かい部屋の中で、清潔なタオルで体を拭いてもらうんだ
ダイエット情報は間違っているものが多い。いちいち書いてたらキリがないので、ひとつだけ書いておくね。それは「停滞期」のとらえ方だ。人間の生活が飢餓との戦いだったなんてアホ学者の言ってる事を信じちゃダメだ。鳥さんたちを見てごらんなさい。飢餓と戦ってるように見えますか?人間は、あらゆる動物たちの中で何千年も前から「最も豊かに暮らしてきた」んだ。それは、世界中の遺跡を見てもわかる。

じゃあ、ホメオスタシス機能って何なのか?それは、脂肪が落ちる時、必ず筋肉と骨量も落ちるでしょ。この筋肉と骨量が落ちすぎるのを防ぐための自動防御システムなんだ。だから、「停滞期」っていうのは、ありがたいモノなのです。

この時に、「脳をだます」とか「脳に勘違いさせる」なんて思っちゃいけない。自分の脳をだましちゃイケマセン。「辛い・苦しい・ストレスがたまる」と感じてもダメ。精神と肉体はつながっているのだから心身のバランスが崩れる。停滞期が来たら、運動すればいいだけです。筋肉をつけるんです。筋肉がつけば、停滞期が終わる。堀北真希さんって知ってるでしょう?あの人の体は、筋トレをして作っているんですよ。筋トレしてるから、あんなステキなプロポーションになるのです。
(Angel XX撮影会より)
そしてね、みんなが考えなくちゃいけない問題は、「2025年問題」なんです。日本の医療給付金と介護給付金が、日本の税収を超えるといわれているのが2025年。あと8年後です。これを乗り切るためには、国民が健康になって医療費を使わない事。これでしか日本は救えません。

日本を救う決意で、痩せましょう、健康になりましょう。国家レベル級の大きな悩みを持っていれば、個人の悩みなんて小さなものは消えてしまいます。そして、それだけの巨大な悩みを心の奥から持てた時こそ、あなたは「幸福」になれるのです。自分に不満がなくなります。「幸福」になれば、ダイエットなんて、あっけなく出来ます。そして、生まれ変わった、新しい・楽しい生活を悠々と送ってくださいね。(webネーム・つめたいうどん 民俗音楽研究家、地方学研究家、国文学研究家 「青森の変態バカボン」と言われている私から、ダイエットに励む皆さまに)

夢から醒めし人よ 生まれたばかりの人
見わたす街の灯りは 変わらなく見えても
昨日までとは違う よろびに満ちた人
潜みし そのプライドにかけて 歩みだせよ

さあ 出かけよう 2025年に行こう
歩みを止める事なかれ
支配者だったエゴが 息の根を止めるまで

今すぐ辿り着ける明日へ
心の奥にある 明日へ

包まれしプライドをかけて 歩みだせよ

鏡に映る ぶざまな体も
一瞬で彩りを変える
あなたの心の奥底にある プライドをかけたなら

(エレファントカシマシ「漂う人の性」換詩)


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