(コミケ本「涼宮ハルヒの誘惑」画像張り出し開始)
年度末の慌ただしさなんて言い訳になりません。「香川用水」高松市以東(農業専門用水区間)が農業にあたえた変化を書いていたら、高校社会の文章みたくなってしまった。幼稚で生硬(せいこう)。農家の事が、まったく分かっていないボンクラの書く駄文だわ、こりゃ。自己憐憫しました。はぁ、うどんって哀れな奴だにゃあ。んだすけ、少し時間をおいて書き直す。農家の人が書いてた本を、まとめて再読してみるわ。そういえば山下惣一さん(佐賀の農家にして文筆家)が、「二条麦と六条麦の違いも分からん奴とは話をしたくない」なんて言ってたなぁ。この人は中学校しか出ていないので、いい文章を書く。いわゆる「有識者・インテリ・文化人」が、拾った知識(しかも間違ったもの)を羅列する文しか使えないのとは、対照的な文を書く人なのであります。
ちなみに、こうです。うどんさんは、かろうじて記憶にあったのだが、「話をしたくない」側の人間に入るだろうな。ああ・・・
んで、あらたな文が出来るまで、「ガールズ競輪」やら「高知競馬場と別府真衣騎手(2016.3.25時点で587勝・連帯率21.6%の鉄人女性ジョッキー)」、「香川の女性レーサーが強豪ぞろいの丸亀競艇場」(←なんか女性選手の事ばかり)、本年3月に突然廃止になってしまった船橋オートレース場の事なんかを書いていきたいなんて思っている。
2.000年を過ぎてから、全国で7つの競輪場・7つの地方競馬場が廃止になった。オートレース発祥の地・船橋では、選手会に何の知らせもないまま、突然レース場廃止が正式決定された。レース場で働く多くの従業員がいるのだから、不当な仕打ちだ。ギャンブル場に、会社更生法なんてものは無いのにさ。だが、これも時代の流れなんだろう。
個人的なことを言うと、うどんさんが自分の任務を遂行するためにはギャンブル場通いが必要だと感じている。理由のひとつは「バカは懲りない」という生き方を身に染みさすため。毎度オケラになっていても、ギャンブラーが挫折することは無い。カッコつけて言うと「ネバー・ギブアップ」。懲りずに、どこまでも生き続けていく。大学時代『パスカル著作集』全4巻を愛読していたが、パスカルの発想はギャンブルに通じていると思った。彼の「神の証明」なんて、まさにギャンブラーの発想である。破天荒で、よい。
もうひとつは「永遠の2分前」を生きること。地方公営ギャンブル場では、「投票締め切り2分前です」というアナウンスが流れても、投票券が売れている間は何分たとうが「締め切り2分前」なんだ。アナウンスから10分たっても「締め切り2分前」のまま。時間が足りず、窓口が閉じてしまったという事がない。これはいい。人生、何が起こるか分からないから。目的を達する前に死んでしまうかもしれないから。だが、この「永遠の2分前」を体得しておけば、タイムリミットは飴細工のように伸びていく。んで、任務遂行した時点で、きれいさっぱり、サヨウナラ。男は雷電、大往生。←意味不明
この地方公営ギャンブルのリズムに乗るため、うどんさんは毎日、体と感受性を鍛えている。感受性?どうやって? かつてラッシャー木村が「オレは猪木を倒すために、いろんな事をやっている」と言ったとき、記者にツッコミされた。「どんな事をしてるんですか?」 ラッシャー大兄は「腕立てとか腹筋をやってます」と答えた(爆) ま、こんなカンジのトレーニングだから期待しないで聞いてくれ。
朝、川辺を散歩するときに渡り鳥さんたちに撒き餌をしてる。ユリカモメさん・セグロカモメさん・ワシカモメさん・シロカモメさん・ただのカモメさん。もうすぐ北に棲み処を移す。コハクチョウさんたちは3月19日に旅立った。毎日トリさんたちと遊んでいると、お互いに顔を覚える。鳥の顔見知り。これは楽しいですよ。今度の冬に、また彼らがやってきた時、「やあ、しばらくだね」と会話ができる。遊んで感性が磨かれる。
そして月の明るい夜、里山を散歩してくる。樹木さんも虫さんも、今はまだ眠っているのが多いけれど、すぐに賑やかになる。春になれば、田んぼでカエルさんたちの大合唱が聞けるにゃ。月夜の散歩は、メゾチントの世界。昼とは全くちがった表情と雰囲気がある。 お化け、怖くないですか?うん、変態だから怖くない。だけど、これから活動しだす吸血昆虫のたぐいには、気をつけなくちゃいけない。彼らは「鬼(き)」の部類に入るからね。
具体的には、ノミ・ダニ・ツツガムシのような生き物。草の先端で、哺乳類が通るのを、じっと待っている。そして呼吸で排出される二酸化炭素をとらえると、とりつく準備をする。山歩きをするときは、肌を出していちゃダメだ。ツツガムシに刺されたら、運が悪けりゃ死ぬことだってありますから。
しかし、まあ、月の光に照らされた夜の森は美しいんだ。森に入る手前の道路を、山ネズミさんたちの行進してきて、歓迎してくれる。夜の森の女王さまは、フクロウさん。「オッホウ ゴロスケ ギャウ オッホウ」という鳴き声が聞こえたら、フクロウさんだ。いちど、足元から2メートルにも満たない距離に急降下してきて、小動物か何かを捕まえていった事がある。フクロウさんの大きさに感動したよ。その脚の、太いこと太いこと。姿かたちも、精霊みたいに見えるしね。夜の森は、感性を磨くのに、とてもいいんだ。これらがラッシャー木村の「腕立てとか腹筋」に値する。
こんな事やって、ギャンブルで勝てるようになりますか? 直接は関係ない。でも、このレースは荒れる、だとか、順当に収まるかなんて事は感じられるようになる。出目が死に目になるタイミングとかも、おおかた分かる。だから当たるって訳じゃないけどね。確実に言えるのは「レース予想の正解は、ひとつじゃない」って事。実力が拮抗しているとすれば、「10回レースを行えば、10回とも違った結果になる」。これを分かっていない人が多い。
竹井史香(ふみか)選手 A級2班 ホームバンク・高松競輪場 香川県出身 マーク屋
好きな食べ物「さぬきうどん」
だからギャンブルの予想は、理性じゃ出来ないと思う。理性で見えるのは、せいぜい4コーナーまで。事故も予想できない。ゴール板のところまで見切るには、レース場に流れている「雰囲気」をつかむことが必要になるんだ。そしてそれは、ささやかな金額を賭けている時にしか体感できない事が多いんですよ。