(ROM写真集「あやち~ちゃんねる」より)
有酸素運動は、どれも同じではない。
水中ウォークやエアロバイクよりも、歩いた方が様々な効果を期待できる
歩くのを日課にするだけで関節や軟骨が健全に保たれるのは、関節に「良い意味で適度の負担をかけられる」から。むしろ膝の痛み解消にもなる。症状が進みすぎていたらダメだけどね。また、骨粗鬆症対策にもなる。その点、関節に負荷のかからない水中ウォークや自転車・エアロバイクでは、この効果が期待できない。
肥満の人は、よく水中ウォークをしているけれど、なかなか痩せないみたいだ。なにせ毎日30分くらいしかやらないから、絶対的な運動量不足。そして痩せる前に、やめる人が多い。自転車もアップダウンの激しい山岳コースを走ればいいんだが、一般の人にはムリだろう。
高校生の肥満治療をしている医師から聞いた事があるけど、自転車通学している生徒は徒歩通学に変えさせるという。すると、見る見るうちに痩せていくんだそうだ。
「10分のウオーキングx3回」と「30分連続のウォーキング」では、効果が全く違う
ここで言うウォーキングとは、肩甲骨と骨盤をしっかり動かして歩く「エクササイズ・ウォーキング」の事。連続30分以上のウォーキングが望ましいという本当の理由は、以下のとおり。心拍数を140以下に抑えた単純運動を続けていると、血圧が安定し、その後 徐々に下がってくるんだ。たっぷり時間をかけると平均110まで下がるというレポートもある(小山内博・元労働科学研究所所長の論文)。自分にとって、エクササイズ・ウォーキングの第一の目的は、血圧を低めで安定させる事。高血圧の治療にもなるという、ありがたい効果もある。
第二の目的は、全身の筋肉を使って毛細血管の古い血をフレッシュなものに入れ替える事。運動していると体が暖かくなってくるのは、毛細血管の古い血が新しい暖かい血と交換されるから。血の巡りが良くなるんだ。これも10分のウォーキングでは時間不足。毛細血管の血の入れ替えは、心臓では出来ない。筋肉を使えばいい。エクササイズ・ウォーキングは、がん細胞は嫌気性細胞なので、がん予防の効果も期待できるかもしれない。
ウォーキングを10分で止めてしまえば、これらの目的には到達できない。血圧が下方安定する前・毛細血管の血が入れ替わる前に終了するんじゃ もったいない。ウォーキングには、たくさんの効用がある。「脂肪燃焼」という一面だけじゃない。ネットやTVによくある「最近の研究」というセリフに惑わされないで下さい。
「水を1日2リットル飲もう」という説には、エビデンス(科学的根拠)がない
よく言われている「水を1日2リットル飲む」。この出所は、アメリカの通説なんだけど、2015年の"Harvard Health Letter(ハーバード大学医学部刊行)"では、「1日1~1.5リットル」に訂正されている。もともとアメリカではジュース・牛乳・炭酸飲料ばかり飲み、慢性の水分不足になっている子供が多いので、このような事が言われるようになったんだ。重要なのは水の飲み方で、失われた水分量だけをコマメにチビチビ飲むといい。多すぎる水分摂取は、体にいろんな悪さをする。ゴクゴク飲んだら体に良いこと無いですよ。
「一日1万歩」にも科学的根拠はない
1万歩の目安は、距離にして8km・所要時間は1時間40分ぐらいです。うどんさんは減量期に毎日2時間ウォーキングしていた。2時間以上歩くと、速筋が減ってくる(一般的な数値です)から。ビルドアップ期は40分程度に抑えている。脂肪を落とすには、エクササイズ・ウォーキングが一番いいんだけど、一日1万歩にこだわる必要はない。
痩せるのが目的なら、毎日1時間40分~2時間ウォーキングをしたほうがいいと思う。健康維持のためだけなら、毎日最低5.000歩っていうところだろう。基本は、毎日やること。
「8時間睡眠」にも科学的根拠がない
8時間寝るのが健康に良いなんて根拠は、どこにもない。ぼくは運動時間を毎日6時間とるため、この1年2ヶ月の間は毎日5時間睡眠にした。支障は何も出ていない。ショート・スリーパーで有名なのがナポレオンの3時間。ただし、長く寝たほうが体にあっている人もいる。代表的人物はアインシュタイン。毎日10時間寝ていた。水木しげるも睡眠至上主義だった。ロング・スリーパーの要は、立派な仕事をなし続けるという事。惰眠はダメですよ。
トマトジュースを飲んでも痩せないし、野菜ジュースには効果がない。栄養素が壊れてしまってるから。
市販ジュースの事を言っています。自分で作るなら話は別。TVの痩身プロパガンダで、カゴメの売上は創立以来最高を記録した。だけど、日本人の肥満は増え続けている。
野菜ジュースで一日分の野菜栄養素が摂れるわけがない。質の悪い野菜を中国で煮込み濃縮させ、冷凍して船で日本に送る。そしを日本で水に薄めボトル詰めしているんだが、表示は「国産」。体に悪いPH調整剤も使っている。煮沸と冷凍で栄養素は壊れている。食物繊維は取り除かれている。ジュースの中身は土壌が日本の4.000倍化学汚染されていると言われる中国野菜で、しかもハネ物。
こんな物を推奨している料理研究家・フードアドバイザー・管理栄養士を信用してはなりません。
牛乳が体にいいという科学的根拠は無い。納豆はいくら食べても血栓を溶かさない
牛乳・納豆が嫌いなら無理して飲食する必要はないです。好きなら食べりゃいいんです。ただし値段の安いものは薦めません。ナットウキナーゼは血液に溶けないから、血栓を溶かす効果はありません。
「牛乳が体に良いか悪いか」という議論は、日本以外の先進国で盛んに行われている。けだし、野菜や豆などでカルシュウムが足りてる人は、牛乳を飲む必要がないでしょう。美味しい牛乳は、値段がうんと高いしね。
スーパーで売っている「千切りキャベツ」は、漂白剤に漬けたもの
千切りにしたキャベツは時間がたつと、切り口から劣化してきます。市販品は それを防ぐため漂白剤にプーリングしてるんだな。野菜は常に市場価格が変わるもの。これは値段が安定しているので、中国産キャベツを使っていると思われます。よく「野菜中心の食事をしている」という人が、これにノンオイル・ドレッシング(化学薬品たっぷり)をかけて食べている。あ~、健康に気を使うならドレッシングぐらい自分で作りましょう。体に入った化学薬品は殆んど体外に排出されず、どんどん体内濃縮されていくのです。
まあ、こんな事を書いてたらキリがないです。しかも、オモシロクない事ばかり。んだすけ次回の日曜日は「肥満の人がダイエットに失敗する真の理由」(たぶんこんな視点で見てるのは変態バカボンの僕だけだろう)を書いて、痩身・健康ネタは一段落させたいと思います。では