香川の海が、亜矢香のあの豊かな表情を育てたと思っている うどんさんです。瀬戸内の海は、海峡にある多島海。島々の山が海におぼれている地形などを「多島海」と言っていますが、それは日本人
が古来から「いちばん美しい光景」と感じていたものひとつであります。
三陸を毎年のように訪れている海洋学者から「山田湾は、スイスのレマン湖に そっくりだ」と聞いたことがあるんです。そう 多島海は、山の湖みたいに見える。しかし瀬戸内の それは、流れの強い山の湖です。
陸に挟まれた海峡は、潮の流れが速くなる。つまり、広い海で流れていた海水が狭いところに入ってくるので、そういう現象がおきる・・・これ、合っているか?
また、「瀬戸内海の潮汐について一般的に説明しますと、太平洋に生じた潮汐は潮浪(潮汐の波)として紀伊水道と豊後水道から入り、 紀伊水道から入った潮浪は大阪湾に入り、明石海峡をとおって、備讃瀬戸に到達」するのだそうです。写真は渦潮なんだけど^^;
ちなみに亜矢香が食べているのは、牡蠣じゃなくて「うまい棒・メンタイ味」。世界のトップコスプレーヤーである亜矢香が雑誌企画のため、こんな事も やらされていたんです。ああ・・・
気分転換します。今日はひとつ、お料理のご紹介を。
これは僕の料理の お師匠さまが作る「冷たいテッパイ」です。お父様が香川の料理人で、大阪で修行されたんだそうです。その子であられる お師匠さまは長崎で「天ひろ」というお店を経営されている奈良大和(ひろかず)という方。僕は料理を作る時、可能な限り師匠と同じやり方でやってます。まぁ、そんな事は どうでもいい。
「てっぱい」は「鉄砲合え」が なまったもので、「鉄砲」とは どうも唐辛子の事らしいのです。つまり、香川本来の味を出したければ、本鷹唐辛子(在来種)を使えばいいわけです。一度は絶滅しかかった品種ですが、近年 塩飽(しあく)の島で生産が再開されました。
かつては「唐辛子の王様」と言われていた香川本鷹。瀬戸内の島々は高温で雨が少なく乾燥しているので、唐辛子作りには適しているのです。ところが、安価な輸入トウガラシが入ってきて売れなくなったため、瀬戸内の農家は作るのをやめた。
本鷹が復活したのは、最近のカプサイシン・ダイエットブームや激辛ブームがあったからだといいます。意外な事が きっかけになったのですね。
左が本鷹で右が鷹の爪。大きいでしょう?サヤは5cmもあります。僕は3年くらい前から、うどんを作る時は本鷹一味(香川産)を使ってる。こことかここで手に入ります。個人的な感想としては「風味良く、辛みの弱い、甘みさえ感じる唐辛子」。うどんを作る時も、毎度 亜矢香と香川の海を思えるなんて、いいと思いませんか?
ついでに言うと、小麦も乾燥がちな香川には適した穀物です。
平成に入ってから、良質・短稈・穂発芽難という特性をもった小麦「さぬきのゆめ」がデビューしましたね。穀物の茎を短くする品種改良を行うのは「多収」にするためです。茎にとられていた養分が実に回されますから。つまり「さぬきのゆめ」は、良味・多収にして収穫前の種から芽が出にくい小麦なのであります。
じつは、うどんさん 農業好きだったりする。
「さぬきのゆめ」と平仮名表記になっているのは、県外では作付されてないのが理由です、たしか。決まりがあって、県外でも作られている品種はカタカナ表記にしてたはずです。コシヒカリは福井県農試が作ったのですが、県内だけにしか作付されていなかった時代の表記は「こしひかり」でした。
蛇足を書くと、このお米 混ぜ米入りで流通している魚沼産よりも、福井産の方が美味しいと思います。はい。あっ、タイトルは香川の海でしたね(;´∀`) 続けます。夕景。香川側から見ると、瀬戸内海に夕陽が沈んでいくように見えます。遠くに瀬戸大橋が見えまする。
ほんとにスゴイ橋ですね!しかも道路の下に鉄道レールがあるのです。ああ、大久保諶之丞翁は偉大なり。
そして、瀬戸大橋の航空写真。日本の橋作り技術は、江戸時代から世界一だったかも知れません。
今週の文章、とりとめが無かったです。(毎週そうじゃねぇか!) あい、すいません( ;∀;)
それでは みなさま、また来週('ω')ノ
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